5月社内勉強会「暗黙知」
「暗黙知」とは、経験的に使ってはいるものの、言葉で簡単に説明することが難しい知識のことであり、自分自身の生い立ちの中で受けてきた教育、経験、前職で身につけた物の見方や考え方など、自分でも意識していない認識や意味理解のことです。
仕事において指示や依頼などを受けたときに、認識のズレが生じミスが起こる原因の多くは、この暗黙知が人によって異なるからなのです。
では、このようなズレを防ぐために、日頃からどのようなことを意識しておくべきなのでしょうか。
・内容、数量、期限など、必要な情報を明確に伝える
・なぜその内容なのか、目的や意図まで伝える
・指示内容を復唱したり、自分の言葉で言い換えて確認する
・会話の中で生じた疑問をそのままにせず、納得いくまで質問して理解する
・作業の経過報告や、摺り合わせの時間を意識的につくる
私たちの仕事では特にチーム力が重要ですが、この暗黙知による認識のズレや誤解は、忙しかったり余裕のない時ほど起こりえます。
伝える側も受け取る側も、まずは自分自身の認識や価値観を理解し、相手の立場や視点を尊重することで、健全な意思の疎通が可能となりますので、これからも勉強会や日々のコミュニケーションの場を大切にし、全員で同じ学びを共有しながら人間力を高めていきます!